2019年12月26日

『天皇家 百五十年の戦い[1868-2019] 』読了

人は誰もカルマを背負っていると、ある人が書いていた。
確かにそうかもしれない。
親や先祖から受け継いだ血は、自分の意思に関らずついて回る。
どんなに抗っても、刃向えない部分なのではないと思う。

その良い例が皇族の方々だ。
皇位継承する立場として生まれれば、職業選択の自由はない。
否が応でも、幼少期から注目を浴びる立場に置かれる。
以前、上皇陛下が15歳にしてご自身の将来を見据えておられることを読み↓↓、
自分と立場が明確に違っていることを改めて突き付けられた感じがした。
http://sgkcamp2.tameshiyo.me/MESSAGE?page=11 

僕自身は、幼少期から特に天皇陛下や皇室の方々については、
近年歴史の勉強を再開するまでは特別な感情を持たずに過ごしてきた。
それは何故だろうと考えてみると、”教えられていないから”だ。
ありきたりの歴史は学校では一通り教わったが、今の子たちほどではなくとも自虐史観が残っている教育だったのかもしれない。
その上、年号を覚えるのはあまり得意ではなく、一体何が楽しいのか?という感じだった。

YouTubeを見るようになると変った。
人は自分だけでは生きていけないように、いつの世も影響し合っている。
世界の流れの中で日本の歴史を捉えれば点が線になり、生きた知識になってくると、とても面白い。
日本史と世界史という括りにされていたら、全く分からない。これもGHQの意向なのだ。
本書のP82にも、道徳教育の否定。修身、歴史、地理の授業が停止され、教育勅語も国会で排除・失効となった旨が書かれている。

第一線で活躍されている識者・論客の方以外は、僕も含めてネット時代になってようやく自国の歴史に触れたという人が多いのではないだろうか。
知らなくても別に重大な危機が貴方にやって来るワケではないけれど、知っていれば誇りを持って生きることができるかもしれない。
外国から来た人が日本って変だと言うことがあるが、それはどうしてそうなったのかを僕らは説明できるだろうか。
エヘヘとその場を取り繕って終わりにするのだろうか。
自分には関係ねぇよと言う人は、海外に行って現地の人と
コミュニケーションしたり、生活したりすると日本の有り難さがよく分かる。


以前、皇室の方々をボロクソに貶すツイートに出くわしたことがあるが、考えてみて欲しい。
パヨちんたちの主張が通って日本から皇室が無くなれば、それに付随する歴史がなくなり、
かなり薄っぺらい国になる。もういい加減に外国を盲目的に礼賛するのは止めるべきだろう。
歴史の重みを知らないというのは、本当に恐ろしい。

皇室の存在に疑義がある方は、P49の精神の領域で国家を支える点を意識しながら本書を読み進めていくのを勧めたい。
大昔に天皇とは民の幸せを祈る存在であるということをどこかで読んだが、誇張ではなく、長期間実践されている。
沖縄その他への慰問や他国との信頼関係構築についても功績(の一部)が紹介されているが、
もし日本が大統領制や共和制であったらここまでできただろうかと思うことしきり。

僕のように歴史を学び直している人や、西洋諸国のいわゆる国王とどう違うのかを理解するには良い手引きになる本だと思う。

天皇家 百五十年の戦い[1868-2019]


★追記
初めて知って尚且つビックリしたことを挙げると、

「髭の殿下」で有名な三笠宮ェ仁親王殿下が癌治療された際、健康保険が無いので全額自費。
その後、癌治療については公費から出るようになったようだが、それ以外は自費
だそうだ。
(P81)

また、皇族の方々は感情を表に出さない訓練を受けているので、料理を美味しいということでさえ自粛されている。国民を一切分け隔てしないという意図があるにせよ、平民の僕には考えられない。(P184)


ラベル:この国の未来
posted by Joey at 19:35| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月26日

『10万人が難関資格試験を突破した 受かる勉強33のルール』読了

図書館でたまたま目に留まった本。

学習する際の注意点をテーマ毎に分けて、
関連する学説を採り上げて解説するという形式になっている。
途中からナナメ読みになってしまったのは、
学習者がこの本を読んで勉強しようという気になるのかなと疑問が湧いたから。

指導者が参考にするのは有り得るが、学習者がもしこの本を読むのであれば、
各ページにまとめ内容が載っているので、そこをまず最初にチェックして
気になるところだけちゃんと読めばこと足りる。

"本"は筆者が伝えたい部分は2割だと言う人がいるが、
この本の場合はページ数で比較するなら、もっと少ないな。

同じ内容を書くにしても、実際に勉強に取り組んでいる人の
事例などを入れるなど、学習者目線で書くべきだった。
「10万人が...」"釣り"の意図無しに入れているなら、多少の事例くらいは知っているハズだ。

ネットの記事でも本書のように、数字付きのタイトルが付いているものが
たまにシェアされてくることがあり、その数字が多い時は50を超えることがある。
いくら有り難い内容でも、多過ぎれば読んだ人が実践できるとは思えない。
"喉元過ぎれば熱さを忘れる"とはよく言ったもので、翌月には綺麗さっぱり記憶から消える。
せめて10個以下が妥当ではないかなと思う。


一応、ほんの僅かだけ気になったところは手帳にメモした。

10万人が難関資格試験を突破した 受かる勉強33のルール



★追記
現在、資格を取ることを検討中。
何も武器を持たず丸腰でいても、状況は変わらない。

10個ほど自分の経歴に合いそうなものをピックアップしてみた。
過去問や合格者のレポなどをチェックしてから選定&勉強開始しようかと考えている。


ラベル:成長
posted by Joey at 21:41| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月31日

『秘録・自民党政務調査会 16人の総理に仕えた男の真実の告白』読了 

長きに渡って自民党の職員として仕えた総理のみならず、
他ではあまり読めない政治家のエピソードが書かれた本。
個人的には、政調会長時代の橋本龍太郎にまつわる話が面白かった。
割と読みやすい分、内容の濃さには欠けるきらいがある。

裏方ではあっても政治家からも意見を求められる立場の方であり、党内シンクタンク的な印象を受けた。
基本的に有能な人なのだろうが、ちょっと???と思う箇所もある。
例えば、韓国との慰安婦に関する交渉(1995年)で解決済みとしながらも「人道的な観点から基金の設置を検討している」と筆者が提案している(P80)のは、結果的には「おかわり」OKの歴史的汚点を作るきっかけになったことを理解はされていないご様子。残念。

また、アメリカとの防衛に関する打ち合わせでも、日本は唯々諾々とアメリカの言いなりになっていたワケではなく意見をしっかり伝えていたと書いているが、マイケル・グリーンやリチャード・アーミテージと「必ず」会っていたと知ると説得力があまりない。彼らがジャパンハンドラーとして有名なのはご存知であるハズ。
生で聴いた講演会での様子から判断すると、アーミテージは「かなり偉そうなヤツ」だ。日本にへりくだったり、やり込められるとは思いにくい。

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勿論、政権奪取されて下野した時のことや、自社さの連立政権にも触れている。
自民党の政治家や、自身の仕事内容については手厳しい部分は感じられず、手前味噌な部分もあるものの、こちらは多少の毒は入っている(当然か)。

僕は自民党支持者ではないが、野党が政権を取った時はこういう状況だったのかと知ると、「任せられないな」と改めて思わざるを得ない。
要は烏合の衆なのだ。
会社の業務ならともかく、国を運営していく上で、経験が無いから...と言い訳するのは許されないのだ。
野党の人は、同じ失敗を繰り返さないようにこの本に目を通しておいた方が良いだろう。

野党共闘により政権奪取された細川内閣の時は、政策決定のプロセスが確立されておらず、官僚から"素人集団"だと舐められていたらしい(P51)
それを垣間見ていた為、自社さ連立政権時代では、政策決定システムを整備したようだ(P54)

民主党政権時代は、今でこそ安倍首相が"悪夢だった"と公言し、多くの国民が頷いている。
自民党が野党時代も政策提言していたのとは違い、鳩山、菅政権時代は自民党からの政策提言は受け付けなかった。
立憲/国民民主党に別れてからも建設的な政策提言は一切ないと筆者は言う。
それだけではなく、党の職員を派遣して役人の監視をしていた(P252)のには驚いた。

外交面でも、野田総理(当時)が胡錦濤のメンツをつぶした話はもっと知られるべきだろう(P232)
尖閣の国有化はしないでくれと言われて了承したにもかかわらず、
すぐに閣議決定していまい、その後、中国船が現れるようになった。


民主党は、(分裂した)今も昔も変わらない。
筆者は「昔の」菅直人の仕事ぶりは評価しているが、
批判ばかりしていることで、
性格がねじ曲がり、人相も変ったと残念がっている。
確かに昔の写真を見ると、今とは相当違う。
老化を理由にできない部分があるな、と反面教師として捉えたい。

秘録・自民党政務調査会 16人の総理に仕えた男の真実の告白


★追記
10月は読み終えられたのは1冊(~_~;)
歯の治療に伴う痛みが引かずに読む気が起こらなかったのが尾を引いた。

posted by Joey at 21:10| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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