2018年10月04日

『老人の取扱説明書』読了

某ブログで紹介されていた本。
自分の親は物忘れが多くなってきたような気がするけど、
認知症にはなっていない...ハズ。

まずは、老人の困った行動の原因を
「認知症」や「頑固な性格」だと思わないこと。
実は、ここからすべては、はじまります。



兄弟間の仲が良いワケではなく、離れて暮らしている以上、大病されたり、ボケてもらったら困る。
介護など、まだこれからだとしても早目に準備しておくに越したことはない。
この本の存在を知って、加齢によって多くの人に起きることを総括的に知ることができるのではないかと思って借りてみた。

まず、症状別の章立てゆえに最初から読まなくても良いし、分量的にもそれ程長くはないのでストレスを感じない。
内容的には素人にも非常に分かり易く書かれているので、最初に読む本としてはお奨めだ。

自分はまだ若いから...と思っていても、いずれ自分も身体のどこかに異変を感じるようになる。
もしかしたら自分も同じようになるのかもしれないと多少でも分かれば、少しはお年寄りに優しくできるハズ。自分がしたように自分もやられるのは世の常なので...



僕はアマゾンレビューを見る時は、基本的に低評価から見ている。
意図的に貶めようとしいているレビューを除いた時に、どのくらいの評価なのか知りたいからだ。
この本に関しては、★★がゼロで、★が4つ(7%)。
基本的には読者に受け入れられていると判断してOKだと思う。

ラベル:終活  家族
posted by Joey at 21:26| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月17日

『世界一訪れたい日本のつくりかた』読了

著者のデービッド アトキンソン氏は、
アナリストとしてゴールドマン・サックスなどに勤務し、
現在は文化財補修の小西美術工藝社の会長職にある。

本書を読もうと思ったきっかけは、
氏の日本の観光産業についての提言に興味を持ったからだ。
元国会議員の田村氏やFBでフォローしている他のビジネスマンが、
日本はこれから観光に力を入れていくしか生き残りの道はないと
幾度となく書かれており、他の人の意見も知りたいと思った。

本書で目を引くのが、データの多さだ。
これらを元にして説明されると、氏の主張は非常に説得力がある。
旅行、観光業に携わっている人のみならず、
他業界の人でも、データの使い方は参考になるのではないかな。

内容をかいつまんで書くと、
観光に注力し、特に富裕層をリピーターとして多く迎え入れるようにする。
その際に有効なのがIR(統合型リゾート)であり、
稼いだお金で文化財の保護ができるようにする、となる。

6人に1人が貧困層となった日本では、将来的も人口減、予算減が
目に見えている状況であり、自ら稼ぐという意識に切り替えないと
立ち行かなくなるというのは、誰の目にも明らかなのだ。

先進国の中で、日本だけが20年間GDPが横ばいという現実を踏まえても、
何もせずに放置するというのは、もう許されることではない。
観光地の説明看板について氏の意見を取り入れるなど、
昭和の発想しかなかったお役所行政も、少しずつ変りつつあるようだ。


「客」は誰で、その「客」に何を知ってもらい、何を感じてもらうかという発想がごっそり抜け落ちてしまっている。
(P154)

ビザ取得要件の緩和、WiFiの整備などは旅行客の増加に寄与したが、
本当に外国人観光客がやりたい、知りたいことと日本人が提供しようとしてるサービスにはまだ差がある。
例えば、P132の比較表は、関連業界の人ならば是非チェックしておきたい。

ターゲットとすべき旅行客というと、僕らは爆買いをする中国人を連想しがちであるが、
彼らが買うものは輸入品が多く、日本経済に然程寄与しないようだ。
確かに買い物以外の金額を比較してみると、韓国人旅行者と殆ど変らない。

近隣諸国からの訪日観光客は、あまりお金を使うこともないが、
地理的に離れている欧州となると変わってくる。
長期滞在しお金を落す額も多い。
氏は、日本にあまり訪れていないドイツ人が狙い目だと言う。

そのような富裕層向けの設備として5つ星ホテルが足りない状況であることは、
前述の田村氏も指摘をしていた。日本にはビリオネアを連れていける設備が少なすぎると。
こういうモノゴトの転換点では、潮目を読んで最初にやったホテルが勝つのだろうな。
後から追従しても、富裕層向けの完全オーダーメイドのサービスを提供できるだけの
プロフェッショナルな人材を揃えられないからだ。


氏の提言は大方納得できるが、最期にちょっと気になった部分を書いておきたい。ニセコとカジノについてだ。

ニセコに外国人が集まってきているのは僕も知っているが、
成功例とは言えないのではないかと思う。
例えば以前読んだ記事↓では、必ずしもバラ色というではない。
富裕層を相手にするのは構わないが、
地元にお金が落ちないのであれば、哀しいし、本末転倒だ。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55346?page=3
ニセコは、まさに「外国人の、外国人による、外国人のためのリゾート」と化していると言っていいだろう。地元ニセコ町の分析でも、民間消費や観光業の生産額のほとんどが、町外に流出超過だとされている。観光客や投資の増加は、もはや地域の収入には十分つながっていないというわけだ。



カジノを設置することについては、ネットなどで目にする主張とは違い、
稼ぐという視点からすると必要であるのは理解できる。
ただ、巷で言われているように、参入資格についでも言及されていれば良かった。
内容如何では特定の企業との癒着を疑われることにもなりかねないことであるからだ。
アベノセイダーズが揉め事のネタを求めている昨今、
また国会が半年も1年も空転するとなれば、国民の損失は計り知れない。





ラベル:伝えること
posted by Joey at 17:31| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月16日

『クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち』読了

FBで紹介されていた本。
タイトルの通り、部下を壊す人は歴然と存在する。

上司というのは、時に厄介な存在になる。
肩書が付いただけで、なんであんなに理解力が無くて、頑固になるのかと不思議に思ったことがあるのは僕だけではないハズだ。

上司の中で、特に問題があるレベルを採り上げたのが本書である。
部下の立場である人だけではなく、課長以上の管理職に就いている方は一読に値する。

内容的には、大きく分けると以下のようになる。

・クラッシャーのタイプを知る
・人の根源的欲求を知る
・クラッシャーに対する対応方法を知る



まず思うのは、人の感情を正しく育むのは簡単ではないということ。
生育の途中で認知の歪みが起きてしまい、それが対人関係に影響を及ぼす。
結果的に部下が病んでしまったり、退社してしまったり、はたまたクラッシャー自身の家庭が崩壊してしまうこともあるようだ。
こういうのは、誰かの指導を受けたりしないと、酷くなる前になかなか気づかない。

自分で軌道修正できる人であれば、本書に載っているような部下に対する褒め方を会得するのが良い。
特に業績が低迷している職場では、部下を褒めるなんて滅多にないのではないだろうか。
部下のみならず、奥さんだって褒められたら気分良くなって夕飯のおかずを増やすかもしれない。

褒めるというのは日本人が苦手とする行為の一つだが、海外にいると些細なことでも褒められることがある。相手は普通の行為として言っていることでも、知らないうちに気分が良くなっているというのは言葉の持つ力は侮れないということだ。

また、相手の力を引き出す上で忘れてはいけないことが、マズローのモチベーション理論だ。
僕自身、何度か目にはしている内容ではあるが、本当に大事なことだと思う。
特に承認欲求というのは僕も転職後に強く感じた。よそ者ではなく、認めて欲しいと。その過程で空回りしたこともたくさんあった。
部下を持たれている方は、褒め方を練習してみるのを奨めたい。きっと損はしない。


クラッシャー上司の問題を職場で普通に話せるのならば、著者が提案しているようにマニュアルを作っても良いと思う。
部下は上司を選べないので、クラッシャー上司に対してマイナスの感情を決して出さずにコントロールする術を身に付け、被害を最小限度で抑えるようにしていくしかない。
それでも事態が好転しないなら、職場を去るだけだ。



★追記
もう一つのe-Learningが終了。
4週目の問題の後に最終課題があるのを忘れていて、2問しかやっていないまま提出期限が切れていたのに気付く。アフォだ…
一応全部できるレベルだったので、残念。

最終課題は、前日やったコースとは違い、メチャ楽だった。
テキストを見直さなくても8割はできた。

posted by Joey at 20:44| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする