6月に審議見送りとなり某女優のせいだと怒る人が急増したが、彼女は正しいことをいっただけで、農水省が肝心なポイントを説明していないことが問題なのだ。山形県のさくらんぼの優良な育種知見がオーストラリアに流出した時に弁護士を通じて現行法による裁判で解決した事例があり、あながち現行法が拙いとも言い切れない。
「権利を守れ」と言えば、人は基本的に反対はしない。そこをつけ込んで毒まんじゅうをちゃっかり用意している。自由貿易協定が大好きだった安倍前首相が決めてしまったのに合わせようと、下がつじつま合わせで苦しむという話なのではないか?そうでなければゲノム編集食品の解釈の仕方とか、信じられない。何人かの識者が、この件で首相に進言した役人を左遷したと言っていたのが、それを裏付けている。
僕は種苗法改正には大反対である。
命と健康に関わる話だから、慎重に進めるべきだ。
可決されたら、子や孫の世代から恨まれるだろうな。
参考までに↓を貼っておくので、取り急ぎポイントを把握したい人は観るのを勧めたい。
最初のブログに貼り付けてある国会での説明(頭出し済み)は16分という限られた時間の中、非常に分かり易くまとまっていると思う。
その後には、参考人のお二方に対する質疑応答が続く構成。自民党や維新の議員は賛成派なのだな。
最後に登場する国民民主の玉木氏については、個人的に小馬鹿にしていた(失礼)のだが、なかなかどうして、立派な喋りだ。玉木氏が最後に言っているように、育成権者だけではなく「農家も守る」のが大事だというのは禿同だ。この視点が欠けたまま法案が通過しないことを祈る。
「種苗法改正案」審議入り 〜 印鑰氏が参考人に立ち、改正案の趣旨が破綻していることと農家と日本への打撃を丁寧に説明
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=257637
1)5:48:10〜6:04:20(頭出し済み)の印鑰氏のプレゼン
2)7:03:12〜と7:19:48〜「海外流出防止する為には何が必要か」
衆議院農林水産委員会種苗法改正法案参考人陳述(印鑰氏のブログ)
http://blog.rederio.jp/archives/5570
種苗法改正の前に十分な説明と議論を。臨時国会で危惧される菅政権の種苗法改正ゴリ押し
https://hbol.jp/230791
ラベル:気づいたこと