2020年11月07日

ネット通販 VS 実店舗〜楽器屋・ギター屋の場合

儲けている製品やサービスよりも価格を下げて対応することは、ごく普通の戦略である。
美味しい市場があれば参入したいと思うのが商人。獲ってしまえ!と勇ましく斬り込んでいくのはカッコ良く見えるけれど、こういうビジネスばかりになるのは芳しくない。

すなわち、企業の体力勝負だ争点になり、(1)供給者がいなくなってしまう (2)競合がいなくなった後に値上げされる、という状態が予想され、最終的には"誰得?"の状態になるからだ。

官公庁案件で価格カルテルや談合のニュースを見て、ケシカラン!と怒る人は多いかもしれないが、僕は前述の理由から、然程問題視していない。特に技術を要する仕事は、定期的に発注していないと廃業の憂き目に遭う会社は出てくるからだ。


実店舗の商売とネット通販も、よく話題になる。
双方にメリット・デメリットがあるので実店舗が完全に駆逐されることはあり得ない。しかしながら、戦略を間違えると苦戦が続く。

ちょうど楽器屋さんの現状が分かる動画↓があったので紹介したい。
僕の地元でも、かなり前に老舗が楽器事業を止めて、音楽教室のみになった。今では駅ビルに全国的に有名な楽器屋さんが店を構えているけど、そのチェーン店も"危ない"と噂が出ているようだ。

嗜好品ゆえに、特にコロナ禍では優先度合いが下がってしまうから、売上げにも響いてくると推測できる。
音楽雑誌Player誌を例にとると、昔は広告を見るために買っていたこともあるくらいだが、楽器屋さんが挙って出稿していたのがウソみたいだ。当然、経費を賄うためには値上げしかない。負のサイクルに突入した感が強い。

何も手立てがないのか?といえば、そうでもない。
やはり、アナログ的な人との繋がりを大事にすべきではないかと思う。

いつも話が出来る、"あの店員さん"から買おうとする人は一定層いる。経験が無い人にはそういう存在は貴重なのだ。楽器だけではなく、自分が知らなかった音楽や知識を学べることもある。

その時点ではお金を持っていない貧乏学生でも、いずれ就職してボーナスを貰うかもしれない。その店で買わなくても、楽器を愛する仲間を増やしてくれるかもしれない。

しばらく冬の時代が続くだろうから、目先の利上げだけに終始せず、市場を広げていくことにも注意を向けるべきだろう。


この先、楽器業界は大丈夫なのか?

ラベル:気づいたこと
posted by Joey at 23:17| Comment(0) | 日々のたわごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
人気記事